頭皮マッサージで髪は増える?美容師が本音で話す「血行より大切なこと」

こんにちはhair salon SASAYOSHI です。
今日は薄毛ケアで本当に大切なことを美容師目線で正直に話します。
「頭皮のマッサージをすると、血行が良くなって髪にいいんですよね?」
サロンでとてもよく聞かれる質問です。
テレビやSNSでもよく見かけますし、
なんとなく「良さそう」なイメージもありますよね。
結論からお伝えします。
やって無意味ではありません。
でも、それだけで解決するものではありません。
薄毛に影響する本当の要因
男性型脱毛症(AGA:主に遺伝と男性ホルモンの影響で髪が十分に成長する前に抜けてしまう脱毛症)
女性のびまん性脱毛(頭髪全体が均等に薄くなり、ボリュームが減って地肌が透けるようになる脱毛症)
これらは主に
- ホルモンの影響
- 毛周期の乱れ
- 遺伝的要素
- 毛包まわりの炎症
こうした要素の影響が大きいとされています。
つまり
血行を良くするだけでは足りない
というのが現実です。
それでも頭皮マッサージが「無駄ではない理由」
美容師として、ここはきちんと評価します。
頭皮をやさしく動かすマッサージには
- リラックス効果
- 頭皮の緊張をゆるめる
- 目・首・顎まわりの疲労軽減
これらは確実にプラスです。
ただし
「これだけで抜け毛が止まる」
「これだけで髪が生える」
ここまで言い切れる根拠はありません。
もし頭皮マッサージをするなら大切なこと
ポイントは
やりすぎないことです。
- 強く押さない(皮膚をずらす程度)
- 呼吸を止めず、ゆっくり
- シャンプー前や湯船の中で行う
血行目的というより
頭皮環境を悪くしないためのケア
と考えるのがベターです。
本当に注目すべきは「毛包の炎症」
ここが一番大切なポイントです。
問題が起きているのは
毛穴の奥にある「毛包(もうほう)」とその周囲。
毛包とは
髪の毛の根元を包んでいる袋状の組織です。
この毛包とその周囲で
慢性的で弱い炎症が起きることがあります。
痛みや強いかゆみがないため
気づかないまま進むことも少なくありません。
何が炎症を起こしているのか
皮脂と常在菌のバランス
皮脂が酸化したり
常在菌が過剰に反応すると
免疫反応が起きます。
フケやかゆみがなくても炎症は起きます。
ホルモンの影響(AGA)
DHT(ジヒドロテストステロン)が
毛包に作用すると
炎症を引き起こすことが分かっています。
これは血行の問題ではありません。
刺激の積み重ね
- 強すぎるシャンプー
- 爪を立てた洗い方
- 強いマッサージ
- 合わない育毛剤
良かれと思って続けていることが
炎症の原因になることもあります。
炎症が起きるとどうなる?
毛周期が乱れます。
- 成長期が短くなる
- 休止期が早く来る
- 髪が細く、短くなる
これが
「抜け毛が増えた気がする」
「ハリ・コシがなくなった」
と感じる正体です。
炎症は抑えられるのか?
結論として
抑えることは可能です。
ただし
- 完全にゼロにする
- それだけで髪が増える
ここまで言える方法はありません。
現実的な目標は
炎症を起こしにくい状態を保つこと
です。
今日からできる現実的なケア
- 洗いすぎない(1日1回で十分)
- 爪を立てない、擦らない
- すすぎ残しを作らない
(耳後ろ・襟足・こめかみ)
刺激を減らすことが最優先です。
美容師としての正直な結論
- 頭皮マッサージは「補助」
- 主役は炎症管理
- やりすぎは逆効果
- 土台を整えて初めてケアが活きる
頭皮ケアは
即効性のある魔法ではなく、環境づくりです。
現実的に、長く髪と付き合っていくために
できることを積み重ねていきましょう。
SASAYOSHIも一緒にお手伝いさせていただきます。

